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世にも奇妙な物語2021年夏ネタバレまとめ!!

2021年6月26日(土)に「世にも奇妙な物語2021年夏の特別編」が放送されました。

今回も4つの奇妙なストーリーで豪華俳優陣が顔を連ねています。

各話ともラストが衝撃的と話題沸騰中です。

今回は番組を見逃した方のために、結末のネタバレ・感想についてまとめてみました!

「世にも奇妙な物語」について

オムニバス4作品で構成される「世にも奇妙な物語」。番組は31年を迎えました。豪華キャストがあなたを「奇妙な世界」へといざなう人気シリーズです。

ストーリーテラーでおなじみのタモリさんは独特の雰囲気でドラマになくてはならない存在です。タモリさんの語り口は不気味で、怖さをより引き立たせます。あの音楽も絶妙に恐怖心を煽ります。

ヒヤリとする話もあれば、クスっと笑えたり、感動で涙したり、どんでん返しがあったりと物語は魅力的なラインナップになっています。これだけ長寿番組なのも納得できますね!

「世にも奇妙な物語2021年夏」ネタバレ・結末

第1話 「あと15秒で死ぬ」ネタバレ・結末

  • 吉瀬美智子(役:三上恵)・・・薬剤師
  • 梶裕貴(役:死神)・・・銃で撃たれた三上恵を迎えにきた死神
  • 山口まゆ(役:宝林佐奈)・・・三上恵の担当患者の娘
  • 赤間麻里子(役:宝林頼子)・・・佐奈の母親で三上恵の担当患者だった
第1話「あと15秒で死ぬ」

ある晩、薬剤師の三上恵は突然体が動かなくなった。目の前には恵の胸を貫通した銃弾と血しぶき。それに死神まで!どうやら恵は背中を銃で撃たれて死んだようだ。

「撃ったのは誰?教えて!!」

死神は教えることができない。しかし死神の手違いで残された寿命はあと15秒。その時間をスタート・ストップの一言で恵が自由に止めたり動かしたりできるという。

「スタート」と言って振り返り犯人の顔を見る。そこには宝林佐奈という女性が立っていた。彼女の母親は恵が担当していた患者で、自殺してしまった。逆恨みで自らを殺したのではと考える恵。

このままでは死ねない!佐奈が犯人だというメッセージを残そうとする。

  1. 床に白い粉をばらまく。(足跡を残さないように佐奈に靴を履き替えさせる)
  2. 机に「サナ」と書く。
  3. 名前を書いたのとは違う太さのペンを近くに置く。
  4. ダイイングメッセージの上に花を置く。
  5. 机に水をこぼして、濡れた花をコンセントに刺す。
  6. バケツの水を床にこぼす。
  7. 佐奈が感電死する。

そして恵の計画通り、ダイイングメッセージを消すために花をどかそうとした佐奈は、感電する。

死神は「このまま人殺しで終わって本当にいいのか?彼女のお母さんの死に関わってるのでは?」と恵に問う。

実は恵は佐奈の母親から睡眠薬を盗まれていたのだった。

それに気づいた恵は佐奈の自宅に忍び込み、自分の薬と盗まれた睡眠薬を交換していた。その時に母親の遺書を見つけてしまう。しかし薬の管理責任を問われるかもと、睡眠薬を盗まれたこと、母親が自殺を考えてたことを隠蔽していたのだ。

そのタイミングで帰宅した佐奈にバッタリ会ってしまう。忘れ物をして・・・と誤魔化したが、そのあとに母親は農薬を飲んで自殺。

もし遺書のことを佐奈に話していたら自殺を止められたかもしれない。佐奈は恵が薬に何か仕込んで母を殺したのではないか?と思ってしまったらしい。

勘違いで殺されたのは癪だが、自分も殺人者になるのは耐え難い。そう感じた恵は佐奈を感電死させるために仕掛けた花を、1本捨てた。しかし佐奈は恵が振り返ったことに気づき、裏庭に回ってもう1度銃を撃っていた。

残り1秒、時間を動かした恵は倒れこみ、それ以上何もできなかった。

感電した佐奈は目を覚まし、必死に「サナ」というダイイングメッセージを消す。そして母の遺書を発見。それは恵が死に際に、佐奈が目にするよう手に握っていたのだった。

遺書の内容は「奪った睡眠薬で佐奈と一緒に無理心中をしようと思っていたこと」が書かれていた。「無理心中が失敗したからお母さんは自殺した?あの人(恵)は私を助けてくれたのに殺してしまった!」

そのことに気づいた佐奈は号泣。その後、警察の現場検証で「サナ」というダイイングメッセージが発見される。死神が恵のためにサービスで残した冥土の土産だった。(完)

原作は東京創元社ミステリ・フロンティア「あと十五秒で死ぬ」(著:榊林銘さん)の中の第1話に所収されている短編「十五秒」」です。榊林銘さんのデビュー作(第12回ミステリーズ!新人賞佳作)になります。

原作では死神ではなく黒猫が登場します。梶さんの死神の雰囲気も黒猫に似せているそうです。

第2話 「三途の川アウトレットパーク」ネタバレ・結末

  • 加藤シゲアキ(役:木村孝)・・・主人公
  • 島崎遥香(役:大原芽生)・・・生前親しかった女性
  • 潤浩(役:田中春)・・・三途の川で出会う男の子
  • 芋生悠(役:サイノ)・・・冥界の住人
第2話「三途の川アウトレットパーク」

プロローグ:とあるマンションにて。TVの野球中継を見ている男性の近くに、虫が飛んできた。虫を殺そうとする男性・・・。

本編:木村孝が目が覚ますと、そこは見たことのない河原だった。ふと見渡すと、「三途の川」と書かれた看板に気がつく。

「死んだのか?」と考えていると目の前に巨大なショッピングモールが見える。呆然とたたずむ木村に冥界の住人サイノが声をかける。

「ようこそ三途の川アウトレットパークへ」。

このアウトレットパークでは、生前の「徳」をお金に換金し、そのお金で来世のための買い物ができる。木村が持っていたのはたった古銭6枚。生前に罪でも犯したのだろうか?

何に生まれ変わるかは福引で決まるという。木村は引いてみると、来世が人間と決まった。祝福の声に、全く喜んでない木村。

木村はショッピングモールを歩いていると田中春という男の子と出会う。「野球の才能」という商品の前にいた。春は生前病気で運動ができなかったので生まれ変わったら野球が上手になりたいと話す。

しかし自殺は重罪なので持ち金はなく、購入できない。外国で手術するしか治療法がなかった春はお金のことで両親が喧嘩しているのが辛く、自ら命を絶った。

春は木村に、生まれ変わったら何がしたいか?と聞く。

木村は来世では目を変えてみたいと話す。そして新しい目を試着した木村は綺麗になった目に涙ぐむ・・・。

回想:(木村は生前、目つきが悪いことで、度々トラブルに巻き込まれていた。「なんだその目つき」とよく言われていた。

そんなある日、病院で芽生という入院患者と親しくなる。芽生は木村の目が好きだと言ってくれた。私の目と似ていると思ったという。人を妬んだ目。

しばらくして芽生のお見舞いに行くと、芽生の母が「お金さえあれば手術を受けられるのに」と泣いていたのを目撃する。

芽生の病気を治したいと強く願うようになった木村は、ある女性から500万円を奪ってしまう。そして芽生への寄付として病院へ届ける。

その後、木村は警察に追いかけられて事故死。志半ばで死んでしまった。):回想終わり

芽生のことを思い出していると目の前に本人が現れる。

手術は上手くいかず死んでしまったという。しかしお金をたくさん持っていた芽生は、来世は人間になるという。そして「運命や」で見つけた縁結びのお守りにそのお金をつぎ込んだ。

また来世で会うために。

木村はなぜさっき泣いたかわかった。自分では大嫌いだと思っていたこの目が実は大好きだったことに気づく。

来世人間行きのアナウンスが流れた。その時、春が母親の写真を落とした。それは木村が500万を奪った女性だった。生前春の手術費用を奪ってしまったことに気づく。

春と芽生は船着き場で木村を探すも一向に見つからない。そして船は時間になり出発することに。

するとサイノが「目玉」を芽生に、「野球ボール」を春に渡すよう木村から頼まれたという。来世は虫だった人と80万で取引したお金で買った。

手紙には、「前世の罪を償いたくてこうするしかなかった。俺の大切な友よ。来世でどうか幸せに」と結ばれていた。

エピローグ:女性は男性に虫を殺すのをやめさせて、外へ逃がした。

TVでヒーローインタビューを受けている野球選手の森野。「このホームランは今まで関わってくれたすべての人に捧げます。」と(完)

原作はサンデーうぇぶりに掲載された寺田浩晃さんの漫画作品、「三途の川アウトレットパーク」です。興味のある方は、YouTube「スタジオGARAGE」で原作を視聴できますよ!

第3話 「デジャヴ」ネタバレ・結末

  • 上白石萌歌(役:南野ひかり)・・・普通の女子大生で21歳の誕生日を迎える
  • 鶴見辰吾(役:南野正隆)・・・ひかりの父で脳科学者
  • 玄理(役:進藤亜紀)・・・正隆の大学の同僚
  • 亜呂奈(役:南野凛子)・・・ひかりの母
第3話「デジャヴ」

誕生日の朝、目を覚ました南野ひかりは同じ光景を連続で見る。

母・凛子との何気ない会話も嚙み合わず、繰り返しているようだ。立て続けに起こる「デジャヴ」現象・・・。

朝食後、父・正隆の書斎の前を通りかかったひかりはドアを開ける。そこには覆面を被った男が部屋を物色していた。男はゴルフクラブを手にひかりに襲い掛かるが、目を開けると消えていた・・・。

夜、ひかりと凛子はバースデーケーキと豪華な食事で正隆の帰りを待っていた。すると再び書斎から物音が聞こえる。書斎に行った凛子の悲鳴が聞こえ、駆けつけると例の覆面男に殴打され気絶する。

目が覚めるとひかりは頭に器具がつけられ、真っ暗な部屋のベッドで寝ていた。目の前には正隆がいて「お前とお母さんは家に侵入してきた強盗に襲われたんだ」と明かす。

正隆は脳科学者で、大学の同僚・玄理とある研究を行っている。ひかりが今つながってる器具は、正隆が開発した「記憶を追体験する装置」だった。

ひかりはあの事件から意識をなくして、ずっとベッドで眠ったままだったのだ!犯人は正隆のパソコンデータを盗もうとしていた。その犯人を特定するために、正隆がひかりに何度も「デジャヴ」を見せていた。

ひかりは記憶の追体験の中で、犯人を特定するために覆面を何度も取ろうとする。しかし、どうやっても犯人の顔に辿り着けず、衰弱していく。玄理はひかりを助けるために正隆への協力を拒む。

しかし、正隆はひかりの目を覚ましてあげたかったが方法がわからない。眠り続ける記憶の中で謝罪する正隆だが、ひかりを覚醒させる手段はこの実験を続けるしか望みはない・・・。

ひかりは決心し、装置を外した後も自ら記憶の世界に戻る。記憶の中で犯人を倒し、覆面を剝ぎ取るが、素顔は・・・のぺっらぼうだった!やはり犯人の顔を見ていないのか?

知らないことは記憶にでてこないはずなのに何故か顔の知らない玄理がでてくる。玄理の腕のブレスレットは覆面男がつけていたものと同じだと気づく。犯人の正体は、なんと玄理(産業スパイ?)だった。

玄理は正隆に襲いかかるが、正隆はひかりの誕生日プレゼントに買った天使のオルゴールで玄理を殴り、何とか助かる。

ひかりはついに病院のベッドの上で意識を取り戻す。「これは現実だよね?」と聞くひかり。「もちろんだ」と正隆はひかりを抱きしめる。

凛子も病室にやってきて、ひかりを抱きしめる。これで一件落着と思いきや・・・。腕の中の凛子が消えてしまう。

そのあとまた凛子が病室にはいってくる「デジャヴ」現象が・・・。(完)

原作は特になくTVドラマオリジナル脚本になります。

デジャヴ」・・・初めて体験したことのはずなのに、前にも体験したことがあるかのように感じられる現象

「デジャヴ」には記憶のエラー、無意識の記憶、無意識に予測しているなど、色んな説があります。また10代~20代の若者や感受性が豊かなど、起こりやすい人の特徴もあるみたいです。

第4話 「成る」ネタバレ・結末

  • 又吉直樹(役:岩屋賢太郎)・・・有名騎士
  • 浅野和之(役:実況者)
  • 工藤美桜(役:解説者)
第4話「成る」

有名騎士・岩屋賢太郎のこの日の対戦相手は「不惑」という妙な名前のAI棋士。

岩屋が駒を返すと、”朮”という文字が。「これなんて読むの??」戸惑う岩屋。そしてAI棋士が駒を返すと「明美」という文字が現れる。

実は昨年、岩屋はその名前の女性と週刊誌に写真を撮られ、そのことが原因で妻とは離婚協議中だった。

さらに対局を進めていくと「ケンタウロス」という学生時代にトラウマになった言葉が現れる。岩屋は我慢できず部屋を出ようとするが、ドアが開かない。

あきらめて戻る岩屋の駒に「5月3日」という文字・・・。それは母が男を作って出ていった日だった。家が貧しかった岩屋に、母が立派な将棋の駒を買ってくれた。岩屋はその頃のことを思い出し、反撃に出る。

「こんな姿を母親に見せていいのか?こんなところで詰むわけにはいかない!」

かつて岩屋は母に言われた。「オケラって身の皮を剥いで使うことから一文無して言われてるらしいの。でもねオケラはどこでも咲くことができる強い花なの。だからね『オケラだ』『貧乏だ』って言われても賢太郎は強い子だから、いつかきっと綺麗な花を咲かせられる」と。

朮の字は「オケラ」だ、と気づいた岩屋。

不惑は煙を出して故障してしまった。結果は岩屋の勝利。ところが不惑が倒れてきて岩屋は脳卒中に。救急隊員がやってきて九死に一生を得た。

10年後、岩屋は妻と復縁し、お好み焼き屋を営んでいた。

お好み焼きをひっくり返すと「歩」の文字が浮かんでいる。

アユミが「店長どうしたんですか?」と言ってきて気まずい雰囲気。妻が「どういうこと?」と岩屋に詰め寄る。(完)

こちらも原作は特になくオリジナル作品です。

成る」・・・将棋で敵陣に入り、駒をひっくり返すと、より強い駒に進化すること

「世にも奇妙な物語2021年夏」ネタバレ・感想

第1話 「あと15秒で死ぬ」ネタバレ・感想

その他のネットでの反響は↓

  • 「タイトな時間でスピィーディな展開と圧倒的な情報量のシナリオで視聴者を振り回すような作品でした」
  • 「限られた時間で色々あるのは観ていても面白い。巧いなと思った。」
  • 「一番『世にも』っぽかったかな。」
  • 「アイデアと異能バトル的な展開といい話も入ってる。」
  • 「面白かったので原作も読みたくなりました!」

梶さんの死神役はめちゃくちゃ優しい!と絶賛されていました。声優さんだけあってとても美しい声でした。一人一人の演技もとても素晴らしかったです。

また今回の4作品の中で一番面白いという意見も多かったです。

冒頭から銃で撃たれて死んでしまうというショッキングな設定でしたね。スピード感があり、謎解き要素もありでとても面白い作品でした。

第2話 「三途の川アウトレットパーク」ネタバレ・感想

その他のネットでの反響は↓

  • 「シゲさんの泣きの演技すごくよかった!」
  • 「全体的に面白かったけど三途の川アウトレットパークが1番面白かったなぁ~」
  • 「可愛さと儚さを兼ね備えているぱるるって最強じゃない?」

島崎遥香(ぱるる)が可愛い!という感想がたくさんありました。

来世で木村はカナブン、春は野球選手、芽生は綺麗な瞳の女性になっていました。

ユーモアもあり、どこか現実的で人間味あふれるお話で、不思議な作品でした。来来世こそ木村には幸せになってほしいですね。

第3話 「デジャヴ」ネタバレ・感想

その他のネットでの反響は↓

  • 「萌歌ちゃんの演技が鬼気迫ってて見てしまった・・・ぐったり」
  • 「何度も何度もあんな目にあったらさすがに精神崩壊するよ・・・そしてラスト」
  • 「デジャヴはやはりモヤモヤが残りました」

ツイッターにもあるように今回の4作品の中で1番怖かったです。毎回覆面男から殴打されるって・・・恐怖ですよ。

上白石萌歌さんの恐怖に怯える姿が、迫真の演技でしたね。

最後はハッピーエンドかと思いきや、またもやデジャヴ現象が。ネット上ではラストがよくわからないという声がたくさんありました。

母親は生きてるのか死んでるのか?ひかりは脳にダメージを受け、デジャヴの世界から抜け出せなかったのか?視聴者の解釈にゆだねるラストでしたね。

第4話 「成る」ネタバレ・感想

その他のネットでの反響は↓

  • 「とりあえず『朮』がオケラで変換できることを知ったのがこの話唯一の収穫ですかね」
  • 「将棋という盤上の戦いに『人生』というものがフィーチャーした奇妙で面白い作品でした」
  • 「桂馬が成ってケンタウロスになるのは笑うデショ!」
  • 「パンツを脱いで、明美さんと『成る』なるほどそういうことか」

下ネタなど所々に笑いがありましたね。ラストのオチ、「明美」の次は「歩」と不倫?てことですかね。最後は詰んでしまいましたね(笑)

「朮」という漢字も初めて知ったと話題になってました。そしてオケラには虫と花の二つの意味があったとは!

知的なイメージが定着している又吉さんにピッタリのキャラクターでしたね。怖い要素はなかったので最後にリラックスして見れる作品でした。

まとめ

「世にも奇妙な物語2021夏ネタバレ」まとめ
  • 「あと15秒で死ぬ」は死神・梶裕貴の好演と衝撃の事実が話題
  • 「三途の川アウトレットパーク」はストーリーが感動すると話題
  • 「デジャヴ」は無限ループとラストの謎が話題
  • 「成る」は「朮」(おけら)の読み方が話題

皆さんはどのお話が1番好きでしたか?個人的には「三途の川アウトレットパーク」がとてもお気に入りの作品です。

次回は「秋の特別編」の放送が決まっています。森七菜さん、赤楚衛二さん、桐谷健太さん、山口紗弥加さんの4人が主演を務めます。今から待ち遠しいですね!

最後まで見ていただきありがとうございました。