皆さん、農家のお仕事ってどんなイメージですか?田舎でするもの、地道な作業、自然と戦うなどちょっと簡単とは言いにくいお仕事ですよね。
今回は、東京都日野市で最新技術を導入して農業を行っている、ネイバーズファーム代表の川名桂さんについてご紹介したいと思います。
帰国子女?東大卒?ハイスペックな川名桂さんがなぜ農家を目指したのか?川名桂さんとは、いったいどんな方なのでしょうか?
川名桂さんの基本情報
- 名前:川名 桂(かわな けい)
- 生年:1991年
- 年齢:29歳
- 出身高校:国立高等学校
- 最終学歴:東京大学農学部
- 職業:農家(農園代表)
農園経営者というイメージからすると、29歳ってお若いなぁという印象ですね。あと気になるのはやはり出身校の部分。この2校についても調べてみました。
国立高等学校
偏差値71の進学校で2020年度の進学実績では有名大学への進学が多数あり、中でも東大・京大合格者は合わせて32名に上るそうです。
東大現役合格を果たしている川名さんのサクセスストーリーはこの辺りからもう始まっていたのかもしれませんね。
東京大学
東大についてはみなさんご存じな事も多いかと思います(笑)
なのでここでは川名桂さんが在籍していた東大農学部についてご紹介したいと思います。
農学部は弥生キャンパスにある学部で、「人類とすべての生物と地球の未来のために現代の科学を広く、深く学び、そして行動する」といことを目指して教育や研究を行っているそうです。
また、 関連施設は関東を中心に12施設あり、その 面積の合計は国土の0.1%を占めるそうです。0.1%?と思うもしれませんが、370000㎢の0.1%なので相当な広さですね。
ここで川名桂さんの農業従事者としての基礎が出来上がったのでしょう。
川名桂さんのwiki経歴
現在までの川名桂さんを簡単にご説明します。
- 生後まもなくニューヨークに移住し、7歳からオランダ・アムステルダムに移住
- 小学校高学年から日本に帰国、埼玉県所沢市を経て東京都日野市へ移住
- 東京都立国立高等学校を卒業
- 東京大学文系の学部に入学、のちに農学部に転部
- 東京大学卒業後、農業法人に就職し、福井県にて大規模トマト栽培施設の立ち上げや、流通業務を経験
- 東京都清瀬市の農家で研修を開始
- ネイバーズファーム設立。日野市の新規認定就農者となる
幼少期
小学校高学年までは海外生活だったんですね~。お父様は会社員という事なので、貿易会社や商社のような国際的なビジネスのご職業なのでしょうか。ちなみに東京都日野市はお父様の地元らしいです。
帰国子女=ハイスペックというイメージを持っているのは私だけでしょうか?(笑)
学生
注目していただきたいのは大学生の部分です。 もともと文系の学部に入学していた川名桂さんですが、なぜ 理系の農学部に転部したのでしょうか?
大学のプログラムの一環で 海外ボランティアに参加した川名桂さん。途上国の農村地帯にホームステイした際に「農業こそが人間が生きていく上での基本」と感じたそうです。
そして「農業を通じて社会を少しでも良くしたい」という思いから、農業に携わる道に進むことを決めたそうです。今の川名桂さんの原点はここにあるようですね。
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大学在学中に目標を見つけられる人ってそんなに多くないと思います。自分の経験からやるべきことを決める決断力が、川名桂さんの学歴以上にすごい所なのかもしれませんね。
社会人
大学卒業後は、農業一筋で突き進んでおられるようです。
まず、福井県での農業法人に就職した川名桂さん。トマトの大規模栽培施設の立ち上げや流通業務を経験されたそうです。この経験が現在のネイバーズファームの根幹になっているのは間違いないでしょう。
その後、「消費地と生産地をより近くに」と考え東京都清瀬市の農家で約2年修業をしたそうです。そしてついに、ネイバーズファームの立ち上げに至ります。
大学卒業からここまで約5年というハイスピード!川名桂さんのハイスペックな能力もあると思いますが、はっきりとした目標とそれに向かう強い意志によるところが大きいのではないでしょうか?
ネイバーズファームについて
引用:ネイバーズファーム公HP
- 設立:2019年3月
- 所在地:東京都日野市新井870
- 由来:「お隣さん」=「ネイバー」より
- 自慢の一品:トマト
日野市
ネイバーズファームの公式HPに日野市の紹介ページを発見!お散歩気分で見てみました。田園と水路、神社や昔ながらの家など落ち着いた雰囲気の街ですね。
生産緑地という都市近郊の農地の計画的な保全のための制度がありますが、ネイバーズファームは全国での生産緑地での新規就農者第1号だそうです。
新しいことにもためらわず挑戦していく川名桂さんの姿が想像できますね。
由来
「ネイバー」とは「お隣さん」という意味だそうです。「東京でも、畑と食卓がお隣さんのような距離感でつながってほしい」という思いが込められているそうです。
野菜の一番おいしい瞬間はやっぱり取れたて!その瞬間をリアルタイムで届けるためにネイバーズファームは誕生しました。
公式HPトップには「街の行きつけ農園」というキャッチコピーも。新鮮な野菜がすぐ近くで手に入るなんて、贅沢ですよね~。
自慢のトマト
ネイバーズファームといえば「トマト」で、何が自慢なのかというと「味の濃さ」です。
トマトのおいしさを決めるのは「甘味」「酸味」「旨味」のバランスです。そしてネイバーズファームでは、旨味にこだわって育てたトマトを酸味と甘味が最も濃い状態で提供するために、樹上で完熟させてから収穫しすぐに販売しているそうです。
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なぜここまで追求するのか?それは川名桂さんの「トマト愛」かすごいからでしょう(笑)
川名桂さん曰く、「トマトの収穫は年に1回で、一生であと40回程度しか挑戦できない。そう思うとやめられないくらい楽しい」のだそうです。人生をトマトに捧げておられますね(笑)
農業技術
新しいことにも積極的な川名桂さん。その農業の方法も私たちが考えているものとは少し違うかもしれません。
例えば冬場の夜間に使用する暖房で発生する二酸化炭素を、昼間のトマト栽培に利用する技術を取り入れています。また、高濃度の二酸化炭素を直接与える「局所施用」という技術も導入されているそうです。
こうしたシステムを構築しているところなど、さすが東大出身!という印象です。作物のことも考え、環境にも配慮する 先進的な農場ですね。
川名桂さんとトマトについて もっと詳しく知りたいという方は↓の記事も オススメです!
まとめ
- ハイスペックな経歴の持ち主
- 東大在学中に農業という目標を見つける
- ネイバーズファームを立ち上げ、農業の道を突き進む
- トマト愛がすごい
いかがだったでしょうか?簡単ですが、川名桂さんについてご紹介させていただきました。
能力の高さもありながら、それ以上に農業への情熱とトマトへの愛がとても強い方だったのではないかと思います。